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2021.07.15

店舗でのQRコード決済導入について│仕組みとメリット・デメリットを解説

 

QRコード決済とは、スマートフォンやタブレットを使って会計を完了させるキャッシュレス決済方法の一つです。決済方法の手軽さ、各社によるポイント還元のキャンペーン展開などで利用者数が急増しました。

 

導入すればユーザーの利便性や満足度の向上につながりますが、小規模店舗では導入する必要があるのか悩むケースも多そうです。そこで、QRコード決済の仕組み導入のメリット・デメリットについて解説します。

目次

QRコード決済とは

QRコード決済は、数あるモバイル決済手段の1つです。モバイル決済とは、ユーザーが持っているスマートフォンやタブレットを利用した決済方法のことで、スマートフォンやタブレットとクレジットカードや電子マネーを連携させることで決済が可能になります。

 

ユーザーが店頭にあるQRコードを読み込んで決済する方法と、ユーザーがスマートフォンやタブレットにQRコードを表示させ、店舗が専用端末でQRコードを読み込む方法があります。

ユーザーがQRコード決済するときの流れ

ユーザーがQRコード決済利用時に行う流れを、LINE Payを例に紹介します。

ユーザーがスマートフォンにQRコードを表示し店舗が読み取る場合

1.スマートフォンでLINEを立ち上げ、LINE ウォレットを開く
2.[コード支払い]をタップ
3.パスワードを入力するかFace ID、Touch IDでバーコード画面を表示
4.スタッフにバーコード画面を提示する
5.スタッフがバーコードを読み取り、支払い完了

店舗がユーザーにQRコードを提示し、読み取ってもらう場合

1.スマートフォンでLINEを立ち上げ、LINE ウォレットを開く
2.[コードリーダー]をタップ
3.提示されたQRコード・バーコードを読み取る
4.支払い完了

 

どちらのパターンでも、ユーザーはスマートフォンやタブレットを出して5ステップ以内に支払いが完了します。釣り銭の受け渡しも必要ないため、支払いミスや店舗スタッフと接触する機会も軽減できます。

QRコード決済を店舗が導入するメリット

店舗がQRコード決済を導入するメリットを紹介します。

 

・低コストで入金サイクルが早い
・会計時間が短縮される
・キャッシュレス決済を活用するユーザー層を取り込める
・接触リスクが軽減される

低コストで入金サイクルが早い

QRコード決済の導入にかかる費用は他のキャッシュレス決済と比較して低い傾向があり、ユーザーがQRコード決済で支払った場合にかかる手数料も安価なケースがほとんどです。クレジットカードや電子マネー決済に比べ、サービス提供元からの入金サイクルも早い傾向があります。

会計時間が短縮される

現金の受け渡しが不要になるため、会計時間が短縮されます。会計ミスを防ぐため、釣り銭の読み上げや金種ごとの整列、高額金種のレジ入れ時に声がけを実施している店舗も存在しますが、そうした手間も削減することができます。また、クレジットカード決済のように「お客様控え」を渡す必要もありません。

 

さらに、テーブルオーダーシステムと連動させることで、ユーザーはテーブルにいながら会計を済ませることも可能です。

キャッシュレス決済を活用するユーザー層を取り込める

QRコード決済を普段から使っているユーザーの中には、自分が利用しているQRコード決済に対応している店舗を選んで利用している人もいます。

 

また、時期ごとにポイント還元サービスを実施している場合もあり、特典を目当てにしているユーザー層を取り込める可能性があります。

接触リスクが軽減される

現金の授受、クレジットカードの読み取りやお客様控えの受け渡しなどが必要なくなり、ユーザーと店舗スタッフの接触リスクが軽減されるため、新型コロナウイルス対策としても効果的です。

QRコード決済を店舗に導入するデメリット

一方、QRコード決済の導入によって考えられるデメリットも存在します。

 

・スタッフが作業に慣れるまで時間がかかる
・決済手数料がかかる

スタッフの教育に時間がかかる

今まで使用していなかった機器が導入され、会計時にも新しい手順が覚える必要があるため、スタッフが対応に慣れるまでに時間を要します。

 

また、ユーザーから「この決済方法は対応していますか?」などの質問が入る可能性もあり、顧客対応という面でも多少の知識が求められます。

決済手数料がかかる

QRコード決済も、クレジットカード決済や電子マネー決済と同じように手数料がかかります。

 

利用を検討している事業者の決済手数料によっては、導入しないという選択肢を検討する必要があります。

キャッシュレス決済を利用するユーザー数の推移

2019年10月から実施され、2020年6月に終了したキャッシュレス・ポイント還元事業の影響もあり、キャッシュレス決済を利用するユーザーは増加傾向にあります。

 

実際、どの程度のユーザーがQRコード・バーコード決済を利用しているのか、頻度はどれくらいになるのかについて、消費者庁が令和3年1月19日に発表した[参考・令和2年12月(確報)]キャッシュレス決済に関する意識調査結果を元に紹介します。

QRコード・バーコード決済は利用者が増えている

意識調査『問2(問1で「全く利用していない」以外を選んだ方がお答えください。)あなたが比較的利用する頻度の高いキャッシュレス決済手段は何ですか。当てはまるものを全て選んでください。』によると、

 

利用頻度が多いキャッシュレス決済は、

 

1.クレジットカード
2.交通系以外の電子マネー
3.バーコード、QRコード決済

 

となっています。年代別に見ても、20代から70歳以上までの全ての年代でこの順位は変わらず、クレジットカード、電子マネー以外のキャッシュレス決済の手段としてQRコード決済が利用されていることがわかります。

 

参考:[参考・令和2年12月(確報)]キャッシュレス決済に関する意識調査結果(2~3ページ)

キャッシュレス決済利用者は全年代で80%以上

『問1 あなたはキャッシュレス決済をどの程度利用していますか。当てはまるものを一つ選んでください。』の回答では、「よく利用している(58.9%)」「ときどき利用している(31.2%)」となっており、全年代で見ても90%近くの人がキャッシュレス決済を利用しています。

 

令和元年12月の調査結果(「よく利用している(54.2%)」「ときどき利用している(30.5%)」)よりも5.4%より増加しており、年代別に見ても「よく利用している」「ときどき利用している」の合計が80%を下回る年代はありませんでした。

 

参考:[参考・令和2年12月(確報)]キャッシュレス決済に関する意識調査結果(1ページ)

利用者がキャッシュレス決済事業者に望むこととは

同調査によると、利用者がキャッシュレス決済事業者に望むこととして、

 

・割引率やポイント還元率の向上
・個人情報流出や不正利用を防止するためのセキュリティー対策の強化

 

の他に「決済手段・サービスを利用できる店舗の拡大」「病院、薬局等での支払への利用拡大」「公共サービス(自治体窓口での支払等)や公共交通機関(バス、電車等)での支払への利用拡大」などの利用できる店舗、サービスの拡大を望む声が多くの回答を集めました。

 

キャッシュレス決済を利用する店舗やサービスの拡大が求められていると言えそうです。

 

参考:[参考・令和2年12月(確報)]キャッシュレス決済に関する意識調査結果(11ページ)

QRコード決済を選ぶ際のポイント

続いて、QRコード決済を選ぶ際のポイントを紹介します。

 

・コスト
・導入後のサポートや販促ツール
・メイン以外の決済方法

コストは許容範囲内か

導入コストやランニングコスト、決済手数料などが許容範囲内か検討する必要があります。

 

QRコード決済には、

 

・導入コスト
・決済手数料
・入金手数料

 

がかかります。また、入金サイクルや申し込みから導入までにかかる日数が、店舗の体制と合っているかも確認しましょう。

導入後のサポートや販促ツールの有無

導入後のサポート期間や販促ツールの有無についても確認しましょう。トラブル対応や店舗スタッフへの教育体制、マニュアルの読みやすさは店舗側の使いやすさにつながります。

 

また、ユーザーにスムーズにQRコード決済に移行してもらえるような販促物が提供されていると便利です。

メイン以外の決済方法にも対応しているか

QRコードを読み取るための端末には、メインになっているQRコード決済以外のキャッシュレス決済に対応していることがあります。

 

ユーザー拡大にもつながる可能性があるため、端末のどのキャッシュレス決済に対応しているのか、確認するようにしましょう。

QRコード決済を店舗に導入する手順

QRコード決済を店舗に導入するまでの手順について、LINE Payの導入手順を参考に紹介します。

 

1.Webサイトの「加盟店申込」に必要事項を記載
2.必要書類を提出
3.LINE Pay側で審査
4.審査完了
5.スターターキットが店舗に送付される
6.初期設定・決済テスト
7.利用開始

 

事前に相談してから申し込みを行いたい場合は、指定されたフォームより申し込むことで、担当者に事前相談ができます。

決済システムやLINE Payと連動しているアプリを紹介

LINEマーケットプレイスには、LINE公式アカウントやLINE Payと連動しているアプリが存在します。

 

決済システムやLINE Payと連動し、気軽にキャッシュレス決済を導入できるアプリを紹介します。

Lモバイルオーダー

「Lモバイルオーダー」は、飲食店向けの予約・オーダーアプリです。「テイクアウト予約」「来店予約」「テーブルオーダー」それぞれの予約に対して、店舗での現地決済とLINE Pay事前決済に対応しています。

 

商品の選択から注文・決済までLINE公式アカウント上で完結するので、モバイルオーダーを導入したい店舗にも向いています。

 

提供会社:合同会社Oblivion
販売価格:月額6,000円(税別)
問い合わせ:https://line-marketplace.com/jp/app/l-mobileorder

テイクアウト・デリバリーどこでも注文くん

「テイクアウト・デリバリーどこでも注文くん」は、その名の通りテイクアウト・デリバリーの注文をLINE上で簡単に実現できるアプリです。

 

LINE Pay決済のほか、クレジットカード決済にも対応していて、会計待ち・提供待ち時間の短縮にもつながります。

 

提供会社:株式会社チューズモンスター
販売価格:月額10,000円(税別)
問い合わせ:https://line-marketplace.com/jp/app/anywhere-chumonkun

anyspot eats

「anyspot eats」は、ユーザーが閲覧するメニューの作成、予約・業務管理ができるアプリです。アプリ内で簡単にメニューを作成可能で、メニューだけでなく注文に関する管理もできるので、業務効率アップにも貢献します。

 

提供会社:エボラニ株式会社
販売価格:月額5,000円(税別)
問い合わせ:https://line-marketplace.com/jp/app/anyspot-eats

QRコード決済の導入でユーザーも店舗にもメリットが

キャッシュレス決済の利用者は増加傾向にあるほか、会計業務の軽減やユーザーとの接触機会の軽減など、店舗側にもメリットが大きく、導入によってユーザーへの利便性を高めることができます。

 

LINEマーケットプレイスでは、LINE公式アカウントやLINE Payと連動させるだけで活用可能なアプリを提供しています。開発も不要で費用も比較的安価なため、店舗でのQRコード決済導入の際は是非、検討してみてください。

 

※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です